【日産 フーガHV 試乗】中身は実に意欲的…島崎七生人

試乗記 国産車
フーガ ハイブリッド
フーガ ハイブリッド 全 4 枚 拡大写真

「プリウスが同クラスのガソリン車に対し約1.9倍の燃費向上を実現しているのでソコがひとつの目標だった」という『フーガハイブリッド(HV)』。横浜~鹿児島1373km実走で約21km/リットルの燃費も確認したのだそう。

試乗車のボディサイドの巨大な“HYBRID”のロゴだけは気恥ずかしかったものの、中身は実に意欲的なアプローチで仕上げられていることを、走らせて実感した。1モーター2クラッチ、リチウムイオンバッテリーなどは技術的なカナメだが、新鮮だったのは100km/hレベルの高速巡航時に“モーター走行”が可能ということ。

もともと静かでエンジン音が低いから、走行音がエンジン停止を自覚させにくいが、アクセル操作の如何でエンジンを止めやすいのは事実。ドライブモードの「ECO」は、ガソリン車同様にアクセルを踏み込ませない設定。

快適なドライバビリティはそのままに、巧みにハイブリッド技術が統合された……そんな印象だ。大画面を生かし、エネルギーモニター/燃費/地図が同時に表示されるモニターもありがたい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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