栃木トヨタ、1工場で100%水性塗料化を実現…デュポン製塗料では全国初

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デュポンの水性塗料導入を加速している
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栃木トヨタ自動車は、デュポンの水性塗料を、栃木トヨタの3工場すべての車両板金塗装(BP)に導入した。

栃木トヨタ3工場のうち、那須塩原市の北BPセンターでは100%の水性塗装化を実現。新塗装システムの導入後約4か月で、水性塗料の完全シフトに成功した。また2010年8月に発売されたデュポンの新しい水性ベースコート『デュポン クロマックスプロ ベースコート』を100%使用する全国初のディーラー内製工場となる。

栃木トヨタは、デュポンが新世代塗料クロマックスプロを発売した直後に導入.
使用率を高めていき、導入2か月目の10年11月には約60%まで使用比率を高めていた。その後も使用率を引き上げ、11年初頭からはすべてクロマックスプロでの塗装に切り替えて作業を行っている。

通常、塗装システムの入れ替えは、材料の特性や調色、塗装方法などを把握し、慣れるまでに半年から1年を要する。北BPセンターではこれまでデュポンの溶剤型塗装システムを活用していたため、クロマックスプロへの移行もスムーズに進んだと分析している。

栃木トヨタの新井祥夫社長は、「メーカー、ディーラーが一体となって、トヨタが目指す環境保全ばかりでなく、塗料を使うエンジニアにも健康・健全な作業環境を整えていくことが大切だ」とコメントしている。

《土屋篤司》

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