ボルボ、対人感知の自動ブレーキ採用拡大…4車種9グレード

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V70
V70 全 4 枚 拡大写真

ボルボ・カーズ・ジャパンは4日、『V70』、『S80』、『XC60』、『XC70』の仕様変更を発表した。新型『S60』にも採用される歩行者との衝突を事前に回避する「ヒューマン・セーフティ」の採用車種拡大と、新型ダウンサイズエンジンの搭載が目玉だ。

ヒューマン・セーフティは、自動的にブレーキをかける追突警告機能付きオートブレーキの発展型で、前方の車両だけではなく、身長80cm以上の歩行者を検知し事故を回避または軽減するもの。フロントグリルのレーダーが対象を検知し、バックミラーのカメラが対象の種別を判別する。「人」と特定し危険な状況を察知すると警告を発し、ドライバーの反応が間に合わない場合に、自動でブレーキを作動させ停止または減速する。35km/h以下の場合、可能な限り衝突の回避をおこなう。

ヒューマン・セーフティは「V70 T6 AWD R-DESIGN」、「S80 T5 SE 」、「S80 T6 AWD TE 」、「XC60 T6 AWD R-DESIGN」に標準装備、「V70 DRIVe」、「V70 T5 SE 」、「XC60 T5 LE」、「XC60 T6 AWD SE」、「XC70 T6 AWD SE」はセーフティ・パッケージで設定が可能。

また、S60に搭載される新開発の1.6リットル直列4気筒ターボエンジンをV70 DRIVeに採用。6速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせられ、10・15モード燃費12.2km/リットルを実現した。V70 DRIVeはエコカー減税対象となる。

さらに2.0リットル直列4気筒ターボエンジンをV70 T5 SE、S80 T5 SEに初採用。従来の2.5リットルターボエンジンと比較し、小型化しながらも9psアップの240psを実現、燃費も14%向上し10.8km/リットルとなった。

仕様変更となった4車種9グレードは、2月11日から販売を開始する。

《宮崎壮人》

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