世界の小型スポーツセダンのベンチマーク的存在、BMW『3シリーズ』。そのライバル車の開発に、キャデラックやジャガーに続いて、ヒュンダイが名乗り出た。
これは、『オートモーティブニュース』が7日に報じたもの。同メディアの取材に応じたヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフシックCEOは、「我々の『ジェネシスクーペ』は、『3シリーズクーペ』と同セグメントにある。今度はそのセダン版の開発を検討している」と語ったという。
ヒュンダイはすでに、BMW『5シリーズ』やレクサス『GS』と競合する『ジェネシスセダン』を米国市場へ投入。2010年末には、BMW『7シリーズ』やレクサス『LS』に対抗する『エクウス』を米国市場でリリースした。次に狙うのが、3シリーズをライバル視した新型スポーツセダンというわけだ。
このスポーツセダンは、ジェネシス用のFRプラットホームをベースに開発される見込み。ヒュンダイの2010年米国新車販売は、前年比23.7%増の53万8228台と勢いがあるだけに、3シリーズ競合車の投入で、さらに販売を伸ばす戦略だろう。