チャーティス、富士火災をTOBで完全子会社に

自動車 ビジネス 企業動向

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下の損害保険会社であるチャーティスは10日、グループ会社のチャーティス・ジャパン・キャピタル・カンパニーを通じて、富士火災海上保険の株式を1株当たり146円で公開買い付け(TOB)し、完全子会社化すると発表した。

買い付け期間は今月14日から3月24日まで。買い付け総額は約470億円。TOB成立後、富士火災は上場廃止となる。富士火災は同日開催の取締役会で、TOBへの賛同を表明した。富士火災株の10日の終値は前日比4円高の116円だった。

チャーティスは現在、富士火災株の54.66%をグループで保有している。またチャーティスは、富士火災の主要株主であるオリックスとの間でTOB応募契約を同日結んだ。オリックスは保有する富士火災株全てをTOBに応募する予定という。

チャーティスは、富士火災を完全子会社化することで業界再編が進む日本の損保市場での地位をさらに強固する考え。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る