【ボルボ S60 新型】“ダブルウェーブ” は馬の筋肉から

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S60のデザインについて語るピーター・ホルベリー氏
S60のデザインについて語るピーター・ホルベリー氏 全 12 枚 拡大写真

ボルボ・カーズ・ジャパンは2010年3月のジュネーブショーでデビューした新型『S60』を、3月5日より、日本での販売を開始すると発表した。

ボルボ・カー・コーポレーション Vice President, Designのピーター・ホルベリー氏はそのデザインについて、「一言でいうとエモーショナル。とても躍動感に溢れたクルマに仕上がっています」という。

特にそれが表れているのはサイドのショルダーラインであろう。先代S60のショルダーラインは1本の真っ直ぐな線だったのに対し、新型は“ダブルウェーブ”と呼ばれるラインとなっている。これはフロントのホイールアーチとリヤのホイールアーチの2か所で曲線を描いており、この結果、「よりパワフルな印象を与えている」(同氏)。

その理由は、「例えば馬の筋肉を想像してください。足があってその上に筋肉が付いているでしょう。そのあたりがクルマのホイールと考えてみると分かりやすいと思います」。つまり足の筋肉の部分がホイールとなり、その輪郭が“ダブルウェーブ”となるのだ。

また、同社デザイナーのオルヤン・ステナー氏はこの“ダブルウェーブ”の効果はもうひとつあるのだという。「“ダブルウェーブ”の中央部のくぼみによってボディのなめらかさと車高の低さが強調されています」と語る。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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