市光工業が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が18億6600万円となり、前年同期の7億6600万円の赤字から黒字に転換した。
売上高は前年同期比5.9%増の709億2900万円と増収となった。自動車用ランプなどの部品事業は、アジア各国の需要増加により販売台数が堅調に推移した。
増収やコスト削減の効果で、経常利益は24億6700万円だった。
一方、同社の所有地で環境基準値を超える土壌汚染物質が検出されたため、土壌改良対策を検討しており、将来発生が見込まれるその他費用も含めて環境対策引当金繰入額として16億円を特別損失に計上したことなどから当期純利益は200万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。