住友ゴム12月期決算…国内外の市販・OEM好調

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住友ゴム工業が発表した2010年12月期の連結決算は、経常利益が前年同期比112.1%増の424億7800万円となり、大幅増益となった。

売上高は同15.3%増の6045億4800万円となった。国内市販用タイヤは、ダンロップブランドが低燃費タイヤを中心に販売は好調に推移した。グッドイヤーブランドは、プレミアムタイヤの販売が好調だった。また、大雪の影響でスタッドレスタイヤの販売も好調だった。

新車用タイヤは国内の自動車生産台数の回復で前年を大幅に上回った。海外市販用タイヤは、生産拠点のある中国、インドネシア、タイで販売を伸ばした。さらに、北米ではファルケンブランドが好調だった。

売上げ増などの効果で、営業利益は同65.5%増の475億7100万円だった。最終利益は同135.6%増の214億2700万円だった。

今期の業績見通しは売上高が同8.3%増の6550億円、営業利益が同49.5%減の240億円、経常利益が同52.9%減の200億円、当期純利益が同58.0%減の90億円と増収減益となる見通し。原材料価格高騰で値上げしているため、増収となるものの、コストアップが収益を圧迫して減益となる見込み。

《レスポンス編集部》

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