日産高橋執行役員「九州工場分社後は給与の伸びを抑制する」
自動車 ビジネス
企業動向

高橋執行役員は「労務費も含めたトータルのコストを抑制していくことによって、新型車を生産できるような競争力を、九州の地の利を生かして高めることを考えている」と、九州工場の分社化の背景を述べた。
分社後の給与について高橋執行役員は「ただし、現行の賃金水準を下げることは考えていない。労務費についていえば、将来の伸びというものを抑制していくことを考えている」と説明した。
日産は昨年10月に、九州工場を本社から切り離して分社化すると発表した。賃金などのコストを抑制することで、円高基調が続いても日本国内で小型車を生産し、輸出できるように競争力を高めるのが狙いとしている。
《小松哲也》