【高速道路新料金】高すぎる料金設定を6か所で割引

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(16日・衆議院議員会館) 撮影=中島みなみ
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多額の工事費などを理由に一般の高速道路の料率(距離料金単価)より部分的に高い料率が設定されてる特別区間について、国土交通省は普通区間並みに引き下げた割引料金を導入する。

検討対象となっているのは、次の6区間(括弧内は現行料率)
●中央自動車道の恵那山トンネル(39.36円/km)
●東海北陸道の飛騨トンネル(39.36円/km)
●関越道の関越トンネル(39.36円/km)
●関門道の関門橋(64.0円/km)
●阪和自動車道/海南IC~有田IC(39.36円/km) 
●広島岩国道路(1回700円、45.18円/km相当)

これら有料道路の料率は、普通区間で24.6円/km。検討対象となっている区間は、例えば国内最長の関越トンネルなど長大トンネルや難工事などで建設コストが高く、その工事費に比例した料金徴収が必要であると設定された。だが、国土交通省は「現状では特別高いとは言えない」と、判断した。

「工事費が高いと言われているが、普通区間の平均工事費は42億円/km。恵那山トンネルは67億円/km。都市部の高速では112億円/kmで、高い料率が設定されている区間だけが、特別高い工事費であるとはいえない」(池口修次国土交通副大臣)

4月を目途に見直され、ETC車に限り改定した割引料率が適応される予定。

料率は普通車を基準とした1kmあたりの通行料金。IC間の料金はこの料率に区間距離を乗じて算出される。

《中島みなみ》

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