マツダ i-stop、機械振興会会長賞を受賞

自動車 ビジネス 企業動向
i-stopシステムを搭載するアクセラ スポーツ 20S
i-stopシステムを搭載するアクセラ スポーツ 20S 全 2 枚 拡大写真

マツダは、アイドリングストップシステム「i-stop」が機械振興協会の第8回新機械振興賞で「機械振興協会会長賞」を受賞したと発表した。

機械振興協会会長賞は、機械工業にかかわる優秀な研究開発と、その成果の実用化によって機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関、研究開発担当者に対して贈られる。

アイドリングストップシステムは、燃費向上に役立つ技術だが、i-stopが実用化される前の従来のアイドリングストップシステムは、エンジン再始動に要する時間が長く、作動音や振動などの問題もあり、普及しなかった。

マツダのi-stopは、エンジン始動時の燃焼力を最適にするため「ピストン停止位置制御」によって停止中のエンジンのシリンダー内に直接燃料を噴射・爆発させることでピストンを押し下げて再始動させる。また、燃焼室内の空気をクリーンにする「燃焼室掃気制御」など、先進的な技術を導入した。これによってi-stopでは、常に約0.35秒での素早い再始動が可能で、作動音や振動を抑えた自然な使い心地を実現した。

今回の受賞は、これら技術をオートマティック車でも実用化し、普及につなげた点が高く評価された。

i-stopを実用化してから各自動車メーカーとも実用性の高いアイドリングストップ機能を開発。現在多くの新型車に採用されている。

同賞はマツダの開発担当者だった猿渡健一郎氏、田賀淳一氏、水落洋行氏の3人が受賞した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る