Android用マルウェア、日本語アプリに混入

自動車 ビジネス 国内マーケット
アプリの開始画面 アプリの開始画面
アプリの開始画面 アプリの開始画面 全 4 枚 拡大写真

 シマンテックは21日、同社公式ブログにおいて、日本のアプリの海賊版にマルウェアが混在し、そのうえで第三者のアプリ配布サイトに存在しているという事例を公表した。

 英語版などではすでに先行事例が多数あるが、日本語版アプリとしては初の確認だという。今回マルウェアの混在が確認されたのは「いっしょにとれーにんぐ for Android」というアプリ。Androidマーケットでは正規版が525円で販売されているが、第三者のアプリ配布サイトでは無料で配布されている。見た目は正規のアプリとの違いはなく、動作も一見正常だ。しかしその裏では、Android OSをターゲットとしたウイルス「Geinimi」(ゲイニミ)が動作している。

 唯一異なる点として、マルウェアが混入してるアプリでは、インストール時に多くのアクセス権限許可を求めてくるが、正規のアプリでは、ストレージへのアクセスを求めてくるだけとなっている。アクセス許可はAndroidアプリが端末に対してどのような情報/機能にアクセスする可能性があるかを示しているが、ここでしか区別が付かないため、非常に危険だと言える。シマンテックでは、必要でなければ設定画面の「アプリケーション」項目にある「提供元不明のアプリ」設定のチェックを外しておくことを推奨している。これによってAndroidマーケット以外で入手したアプリのインストールを拒否できる。またアプリの入手についても、基本的に規制されているマーケットで探すことを推奨している。

Android用マルウェア、日本語アプリに混入……「いっしょにとれーにんぐ」海賊版で発見

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る