i-MiEV のバッテリーを住宅用蓄電池に活用…シャープがシステム開発

エコカー EV
電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として利用できる  「インテリジェントパワーコンディショナ」
電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として利用できる 「インテリジェントパワーコンディショナ」 全 2 枚 拡大写真

シャープは22日、三菱自動車の電気自動車『i-MiEV』に搭載される駆動用バッテリーを、住宅用の蓄電池として利用する「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発したと発表した。

同社が開発したインテリジェントパワーコンディショナは、太陽光発電システム用パワーコンディショナの開発で培った電力制御技術を活用し、「太陽電池」と「蓄電池」が「系統電力」と連携して、安定した電力を供給するもので、将来の「DC家電」の普及を見込み、直流電力の供給も可能。

実証実験では、市販の i-MiEVの駆動用バッテリーをベースとする蓄電池から8kWの電力供給に成功。また、「インテリジェントパワーコンディショナ」から電気自動車の駆動用バッテリーに対しては、4kWhのエネルギーを約30分で充電できる性能を持つ。

太陽光発電システムの普及拡大など、再生可能エネルギーを有効活用する取り組みが重要となりつつある。特に蓄電池は、太陽電池が発電するエネルギーを一時的に蓄電し、発電しない夜間などに家庭用の電力として使用できることから、実用に向けた開発が活発化している。

同社では、この技術を応用することで、今後普及が見込まれる電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として活用できるとみて、安全性、信頼性などを確認する実証実験を重ね、早期の実用化を目指す。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る