スパイカー、スポーツカー事業売却…サーブに集中

自動車 ビジネス 企業動向
C8エルロン
C8エルロン 全 2 枚 拡大写真

2010年初頭、サーブ買収で一躍有名となったオランダのスーパーカーメーカー、スパイカーカーズ。同社がスポーツカー事業の売却を発表した。

これは、同社が24日に明らかにしたもの。スパイカーカーズの本業であるスポーツカーの製造・販売部門を、英国コベントリーに本拠を置くCPPグローバルホールディングズに売却することで合意に達したという。

スパイカーカーズ社は1997年に設立。1880〜1925年、オランダに存在していた自動車メーカー、スパイカー社とは無関係だが、スパイカー社の精神を受け継ぐメーカーである。

スパイカーカーズ社の市販第1号車が、2000年に発表された『C8ラヴィオレット』と、そのオープン版、『C8スパイダー』。ラヴィオレットの後継車として、09年3月には『C8エルロン』を発表した。さらに09年8月、『C8エルロンスパイダー』を初公開。アウディ製の4.2リットルV型8気筒ガソリン(最大出力400ps)を搭載し、最高速300km/hを誇るスーパーカーだ。

今回のスポーツカー事業売却により、スパイカーカーズはサーブの経営に集中する体制に。同社は近く、社名を変更する見通し。スパイカーカーズCEO兼サーブ会長のビクター・ミューラー氏は、「これは限られた経営資源を有効活用するための決断だ」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る