「この速さを体験すると戻れない」…KDDI田中社長、WiMAX対応機をアピール

自動車 テクノロジー ネット
KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏 KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏
KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏 KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏 全 8 枚 拡大写真

 KDDIは28日、高速通信サービス「WiMAX」に対応したAndroidスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」と、モトローラ製タブレット端末「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」を発表した。両機種ともに4月上旬以降に発売予定。

 「この速さを一度体験すると戻れない。この“戻れない”という感覚をぜひともユーザーに経験していただきたい」。新機種発表会の冒頭で代表取締役社長 田中孝司氏は、下り最大40Mbps、上り最大10MbpsのWiMAXに対応した「htc EVO」についてこう述べた。またWiMAXの実人口カバー率(2月末現在)が、全国政令指定都市において90%超にのぼるとし、同サービスの実用性をアピール。「MOTOROLA XOOM」に関しては、「今年はタブレットがくると思っている。(発表会前に)XOOMを使ったが、PC上のかなりの仕事を行うことができた。YouTubeの動画もこれで観るともう一段迫力がある」と説明した。またスピーチの中で田中社長は、昨年発売されたAndroidスマートフォン「IS03」の販売台数が50万台に達したことを明らかにした。

 ハイエンドユーザーをターゲットにしたという今回の新端末を表す言葉として、田中社長が掲げた言葉は「“超!”×2」というもの。WiMAX対応の「htc Evo」を「“超!”速いスマートフォン」、1月に米国で開催された「2011 International CES」にて、「CES Best of Show」を受賞した「MOTOROLA XOOM」を「“超!”注目度No1タブレット」として紹介した。また同イベントには、HTC 上級副社長 フレッド・リュウ氏や、Motorola Mobility 副社長 スピロス・ニコラコポウロス氏が駆け付け、端末をアピールした。

 WiMAXに対応することによる、3G回線の減収について尋ねられると田中社長は、「ほとんどのトラフィックがWiMAXに流されるため、3Gの利用はかなり少なくなるが、利用者のためなら多少収入が減っても良い」と回答し、あくまでユーザーの利便性を優先した結果だとした。またドコモが対応を発表した、端末のSIMロック解除について尋ねられると、auの通信規格が他社と異なるため「意味がない」と答えながらも、「今後の検討事項だ」とした。

 「htc EVO」は、Android OS 2.2を採用。月額525円で前述のWiMAXでの通信機能を利用できる。また最大8台のWi-Fi端末を接続できる「Wi-Fiテザリング」も備えた。ディスプレイは4.3インチのWVGA液晶(800×480)で、1GHzのCPU、有効画素数が約800万画素と約130万画素の2つのカメラを搭載。端末サイズは幅約67mm×高さ約122mm×奥行き約12.8mm~13.8mm、重さ約170gとなっている。

 「MOTOROLA XOOM」は、Android OS 3.0を搭載した10.1インチ(1,280×800)のタブレット端末。CPUにデュアルコアのNVIDIA Tegra 2(1GHz)を採用している。また背面に500万画素、前面に200万画素のカメラを備えた。本体サイズは幅約249mm×高さ約167mm×奥行き12.9mm、重さ約700g。

「この速さを体験すると戻れない」……KDDI田中社長、WiMAX対応「htc EVO」の高速通信をアピール

《編集部@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る