【MINI E 実証実験】MINI E で使い勝手、アクティブE で技術を検証

エコカー EV
3月1日、六本木ヒルズでMINI E の引渡式がおこなわれた
3月1日、六本木ヒルズでMINI E の引渡式がおこなわれた 全 10 枚 拡大写真

3月1日、ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)が東京の六本木ヒルズで行った電気自動車(EV)『MINI E』の一般ユーザー向け引渡式で、この日のためにドイツから駆けつけた渉外担当のグレン・シュミッド氏は、今回の実証実験の位置づけについて、次のように述べた。

「MINI Eの実証実験では、ユーザーの動向やインフラの要件など、使い勝手をチェックします。一方、続いて導入するBMW『1シリーズ・クーペ』がベースの『アクティブE』では、技術面を検証します。この2台の結果を、2013年に発表するメガシティビークル『i3』に盛り込む予定です」

MINI Eによる実証実験は、すでにアメリカ、イギリス、ドイツで実施されている。シュミッド氏はこの3国での結果も紹介した。

「MINI Eの1日平均の走行距離は50km前後で、これは同じ地域を走るMINIクーパーやBMW116iとほぼ同じです。充電時間については、アメリカのユーザーの89%が不満なしと答えており、80%の人が家や職場での充電が適当と考えています。逆に充電可能な場所ごとに充電を行っている人は7%しかいませんでした。この結果を見ても分かるように、航続距離や充電時間については現状でも問題ありません」

BMWが一般ユーザー参加による実証実験を行うのは、ユーザーからのフィードバックがEVプロジェクト成功の大きな鍵になると考えているからだという。ちなみに今年は日本の他、フランスと中国でも実施する予定になっている。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る