太陽光発電を利用したEV急速充電設備、日新電機が開発

エコカー EV
太陽光発電を活用したEV急速充電設備「ECO急速充電ステーション」
太陽光発電を活用したEV急速充電設備「ECO急速充電ステーション」 全 2 枚 拡大写真

日新電機は、太陽光エネルギーを利用した電気自動車(EV)用急速充電設備「ECO急速充電ステーション」を開発した。

自然エネルギーを活用してEVを充電すれば、完全ゼロエミッションが実現する。

製品は、太陽光を利用した電力を蓄電池に貯蔵するため、最小限の電力を供給することで急速充電を実現する。高圧機器の導入や契約電力の変更、大掛かりな受電工事を行う必要が無いのが特長だ。

蓄電池には太陽光発電から供給する電力が不足した場合に備えて商用電力からも充電可能。太陽光発電容量は1.2kW~5kWまで幅広く対応し、蓄電池の容量も増減可能。太陽光発電システム、蓄電システム、急速充電器を一体化したカーポートタイプ品をラインアップする。

EVに車載されているバッテリーの8割を約30分で充電できる急速充電器に加え、200V普通充電コンセントも標準装備する。急速充電器メンテナンス、蓄電池充電容量低下時のバックアップ用の電源としても利用できる。

さらに、充電インフラ設備位置情報や課金などの各種情報システムとの通信機能もオプションで追加できる。

新製品は、鹿児島県が「屋久島CO2フリーの島づくり」を推進する取組の一環として、屋久島の地域特性に沿ったEVの充電インフラ整備を検討する実証実験に使用される。

6月から市販する予定で、今後、充電インフラ整備を推進している自治体に向けて製品を積極的に提案していく。2011年度は2億5000万円の売上を計画している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. ブラバスが「いかつすぎる」新型スーパーカーを発表! 1000馬力の超絶パワーに「頭抜けてる」と驚きの声
  5. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る