【FC EXPO11】岩谷産業の水素自転車に来場者注目
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この自転車は電動アシスト自転車の燃料電池版。後部のキャリア部分にカートリッジ式の水素タンクを装着し、その水素をエネルギー源にして発電、モーターでアシストを行うというものだ。25km/hまでアシストする。
同社はこれまでにも同展に水素自転車を展示してきたが、今回は二輪ではなく三輪車。「安定性を高めるために三輪構造にした」そうだ。そのほかにも、出力を安定させるためにカートリッジ部分の改良も行った。
すでに、福岡県北九州市と佐賀県玄海町の2つの自治体でそれぞれ2台ずつ活躍中で、評判もいいとのこと。特にイベントでは人気を呼び、自転車の回りには多くの人が集まってくるという。今回の展示会でも次々に来場者がやって来て、自転車について質問をしていた。しかし、価格が数百万円と聞くと、ため息を漏らす人も少なくなかった。
《山田清志》