トヨタ米国販売、41.8%増…2月実績

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米国トヨタ販売は1日、2月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は14万1846台。前年同月比は41.8%増と大きく伸び、2か月連続で前年実績を上回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が前年同月比64.4%増の2万7212台と、2か月連続で増加。『カローラ』も52.2%増の2万5860台と、カムリに次ぐ実績を残した。一方、モデル末期の『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、53%減の1946台と落ち込んだ。

また、『プリウス』は前年同月比69.9%増の1万3539台と、4か月連続で前年実績をクリア。10年3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』も、176.8%増の2026台と4か月連続でプラスとなった。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年10月末に新型を投入した『4ランナー』が前年同月比26.5%増の3760台と、15か月連続の前年実績超え。ミニバンの『シエナ』も、118.3%増の8806台と引き続き売れている。

主力の『RAV4』は、前年同月比84.8%増の1万2562台と、6か月連続のプラス。大型トラックの『タンドラ』は7012台を販売し、前年同月比は28.2%増と4か月連続の前年実績超えだ。

レクサスブランドの乗用車系では、主力セダンの『ES』が前年同月比10.6%増の2598台と、4か月ぶりのプラス。『IS』も、4.5%増の2081台と増加に転じた。しかし、09年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は74.3%減の183台と大幅減。09年10月末にマイナーチェンジした『LS』も、11.6%減の706台にとどまった。そんな中スーパーカーの『LFA』は、1月の4台に続いて5台を登録しているのが目を引く。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年同月比28.6%減の1051台と、2か月連続のマイナス。しかし、『RX』は15.3%増の6567台と、3か月連続のプラスを維持した。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比4.2%減の1475台と、5か月連続のマイナス。『xD』(日本名:『イスト』)は28.5%増の807台とプラスに転じた。北米専用クーペの『tC』は、93.3%増の1662台と好調だ。

米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「特別キャンペーンの効果もあって、2月販売は急増した。この好調を3月も持続させたい」とコメントしている。

《森脇稔》

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