VICS対応でもっと渋滞に強いナビに…全力案内!ナビ Android版 ver.2

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
 
  全 6 枚 拡大写真

ユビークリンクが携帯電話/スマートフォン向けに提供しているナビサービスが『全力案内!』シリーズだ。すでに3キャリアのフィーチャフォンにくわえてiPhoneおよびAndoroidにもナビアプリを提供している。

今回取り上げるのは、Andoroid版の「全力案内!ナビ」(バージョン2.0)だ。2010年11月より提供が始まったバージョン2.0では、同社独自のプローブ交通情報「UTIS(Ubiqlink Traffic Information System)」に加えてVICSにも対応。都市部で強いプローブと郊外や幹線道路に強いVICSのリアルタイム交通情報により、高精度で高品質なルートを提供することが可能になっている。

この他、音声認識機能による検索機能や車ナビ中に直近4つの交差点名称・距離の確認ができる交差点マップ対応、さらに徒歩ナビ時の電子コンパス利用も実現した。対応している端末は下記の通り。OSの対応バージョンは1.6 〜 2.2.1となっている(3月8日現在)。

●NTTドコモ
『Xperia(SO-01B)』『LYNX(SH-10B)』『Galaxy S(SC-02B)』
『GalaxyTab(SC-01C)』『REGZA Phone(T-01C)』『LYNX 3D(SH-03C)』
●au
『IS01』『IS03』『IS04(REGZA Phone)』『IS06(SIRIUSα)』
●ソフトバンクモバイル
『Desire(X06HT)』『Desire HD(001HT)』『GALAPAGOS(003SH)』『GALAPAGOS(005SH)』

現状Andoroid向けには「全力案内!ナビ」の名が付くアプリは4つある。このうち3つはトヨタのテレマティクスサービス『G-BOOK』と連携するスマートフォン向けナビサービスで、機能が地図およびスポット検索に機能が絞られた無料版の『キャンペーン・G-BOOK全力案内ナビ』、UTISやナビゲーション機能が利用できる『G-BOOK全力案内ナビ』(半年間900円)、そしてVICSやブックマークルート、交差点拡大表示などの追加機能を備える『プレミアム・G-BOOK全力案内ナビ』(半年間1600円)。

G-BOOKとの連携機能をもたない無印の全力案内!ナビの販売価格は半年間で1500円だ。機能はプレミアム・G-BOOK全力案内ナビに準じている。

ただ購入に際してはGoogleのアカウントを取得してGoogle Checkoutで登録したクレジットカードで決済する、という少々面倒な手法をとらなければならず、フィーチャフォンで気軽にiアプリを購入していた人にとっては戸惑う部分だろう。これはアプリベンダーやCPにとっても迷惑な話なので、キャリアおよびGoogleには改善の処置をとってもらいたいところだ。

では機能を見ていこう。全力案内!は、音声ガイダンスを含むナビゲーション機能はもちろん、有料道路・距離等の優先ルート設定、車だけでなく徒歩ルートの探索・案内にも対応、一般的なカーナビゲーションと同様の使い勝手となっている。このほかシミュレーションや、目的地を設定しなくてもヘディングアップで地図を表示する「フリーモード」も利用可能だ。全力案内!ナビの強みとも言える渋滞情報はUTISとVICSの双方で空き道表示が可能。UTISは点線、VICSは実践で表示され、赤が渋滞、オレンジが混雑、水色で順調を示す。

基本メニューはバージョン1から大きな変化はなく、検索ボックスの下に「地図」「目的地検索」「Myルート」「設定」の4つが配置され、検索を中心に置いたシンプルさが特徴だ。インプレッションについては次回のレポートで報告しよう。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る