14時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード8.8の地震が発生した。最大震度は宮城県栗原市の震度7。揺れは東北地方から関東地方に広がり、極めて強い揺れを感じた。東京都心でも震度5弱を記録した。
在来線や地下鉄は地震直後から運転を取り止めた。断続的に余震が続き、再開の見通しは立っていない。
駅構内は開放された状態にある。地震で列車が休止していることは予測できるため、駅ホームに乗客はほとんどいない。ターミナル駅では駅付近の広場や歩道に人があふれている。夕方のラッシュアワーの時刻となり、さらに人が増えて車道にもはみだしているところも見られるため、警察官が出動して交通整理を行っている。
新宿区の新宿駅ではアルタ前やヤマダ電機などの街頭ビジョンに見入る人たちで、歩道を歩くこともできない状態。いつも人がいる場所ではない中央分離帯で、歩行者が途方にくれている様子も見られる。
乗客だけでなく、断続的に余震も続いているため、駅ビルなどのテナントで働く人々も、一時は建物の外に退去させられていた。
また、線路沿いの歩道には電車をあきらめて、歩く人で行列ができている。中には防災のために準備したヘルメットを着用した歩行者も見られた。
移動手段は乗用車などに限られるが、公共機関からの乗り換えなどで渋滞が広がっている。
都心の交通は麻痺状態にある。