日産役員人事、中期経営計画に向けた役員人事を発表

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は、新たに始める中期経営計画に向けた役員人事を発表した。4月1日付けで就任する。

同社は経済危機から業績は回復しているものの、原材料価格や長期化する円高など、先行き不透明な状態が続いている。高いレベルで利益ある成長を持続させるため、今後も変化する状況に柔軟に対応できる、事業運営能力が求められる。

これらの課題に対して、リカバリー・コミッティを廃止し、4月1日付でパフォーマンス・マネージメント・コミッティを設置する。コリン・ドッジ副社長がチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)となる。赤字転落してから黒字化に向けて緊急対策を実施してきたが、業績が確実に回復してきたことから成長に向けてステップアップする体制を目指す。

また、エグゼクティブ・コミッティ(EC)メンバーは全員、副社長となる。副社長のうち、取締役会メンバーは、副社長兼取締役となる。

ECメンバーのうち、西川廣人副社長(日本、アジアパシフィック地域統括)は、代表権を持つ。アンディ・パーマー常務執行役員は副社長となり、商品企画などの従来の業務に加え、グローバルマーケティングコミュニケーションを担当する。ジョセフ・ピーター常務執行役員兼最高財務責任者(CFO)は、副社長兼CFOとなり、財務、コントローラー、経理、M&A、IR、販売金融を担当する。主に国内営業を担当する片桐隆夫常務執行役員は副社長となり、現行業務に加え、グローバルセールス、グローバルアフターセールス、、グローバル小型商用車(LCV)、ゼロ・エミッション、バッテリー、価格戦略車の各ビジネスユニットを担当する。

退任する遠藤淳一常務執行役員は日産と三菱自動車の軽自動車の合弁会社のチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)に就任する予定。酒井寿治常務執行役員は、愛知機械工業の社長に就任する予定。

大伴彰裕執行役員は、ルノー社の先行車両開発プロジェクト担当VPに就任する。津川裕章執行役員は、日本の地域カンパニーの社長に就任する予定。

《レスポンス編集部》

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