【東日本大地震】16日の春闘回答は延期も

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車が傘下の車体メーカーを含む国内全組立工場での生産を16日まで停止するなど、自動車メーカー各社の生産再開はめどが立たない状況にある。

こうしたなかで16日を集中回答日とする2011春闘も、当面、交渉が棚上げとなる公算が高まってきた。日産自動車は14日、回答を延期する方向で検討に着手したと明らかにした。

トヨタも例年、回答日に行ってきた担当役員と報道各社との懇談を中止する方向で検討を進めているという。

自動車各社の今春闘は、労組側が定期昇給に相当する賃金制度維持分と、おおむね昨年実績分を上回る年間一時金を要求している。これまでの各社の交渉では賃金制度維持分が確保される方向となっていた。

しかし、大地震の発生により各社の今後の業績は不透明さを増している。このため、経営側には、とりわけ年間一時金が回答しづらい情勢にある。回答の延期とともに、冬季分は別途協議などの条件付きとなる可能性も出てきた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る