JRバス東北などが16日から新宿〜仙台間高速バスの仙台発上り便を暫定的に運行を再開したが、17日からは仙台行き下り便の運行も始めた。
新宿駅新南口のJR高速バスターミナルは、被災地にいる身内の安否を確かめに向かう女性や、支援物資を満載したキャリアを転がす男性、被災地に支店を持つビジネスマンなどで混雑した。
17日の新宿発仙台行き下り便は9時発と10時50分発の2便で、9時便は4列シート車3台にて運行。
22日まで予約で満席となっているが、9時の便にはキャンセルによる空席が各車10席前後の発生し、ターミナルでキャンセル待ちをしていた人たちのほとんどを乗せて出発していった。
同社関係者は「緊急車両として東北自動車道のほか一部規制されている道路の通行を許可されたが、2時間前後、もしくはそれ以上の遅延を覚悟してほしい」と話す。
「高速道の50km/h規制や、道路の亀裂などを避けるようにして走るので、定時運行は難しい」(同)
同社は「燃料の確保などの問題で23日以降の運行は未定」としている。