ホンダは17日、『フィット』をベースにした新型車『フィットシャトル』を、近日中に発売すると発表した。本田技術研究所開発責任者の人見康平さんは、商品コンセプトをずばり、フィットよりもひとつクラス上であるコンパクトカーの革新だという。
フィットを忘れ“0”から開発をスタートした、と意気込みを語る。「コンパクトカーの購入ユーザーは、扱いやすい使えるクルマ、環境や燃費に優れたクルマ、こだわりが持てるクルマ、すなわち“上手に贅沢が出来るクルマ”を求めているのでは」と話す。
そこでフィットシャトルは、「コンパクトカーとしての想像を超える広さ、使い勝手、さらに、スモールカーの経済性、そして、ミドルカーの上質、快適性」をポイントに、「ホンダの持つ独創の技術であるセンタータンクレイアウトとコンパクトなハイブリッドシステム、これによりコンパクトカーの常識を超える価値を創造した」モデルとなった。
エクステリアデザインの開発コンセプトは「“STYLISH SPACE-FORM”。しっかりとしたフロントノーズ、それからロングキャビン、大きくラウンドしたリアウインドウでサイズ感、かたまり感を表現しました」という。そして「特徴的なCピラー、エアロバンパー、ガーニッシュによりクラス感、新鮮さ、スポーティさを表現しました」。
インテリアのデザインコンセプトは「“High Quality & Smart Luggage”。上質感を演出するとともに、新しい荷室の提案しようと考えました」。具体的には、「クルマに乗り込んですぐわかるような上質感、そしてシックな演出というものが伝わるようにとデザインしているのです」と語った。