バンコクモーターショー2日目の24日、三菱自動車は『グローバルスモールコンセプト』を公開した。
グローバルスモールコンセプトはすでに3月初旬のジュネーブモーターショーでお披露目され、バンコクの展示車両もジュネーブから飛行機で搬送したものだが、実は、ジュネーブに続いてバンコクも公開することの意味は大きい。
このグローバルスモールコンセプトは、今年秋にはさらに市販車に近いプロトタイプが公開されたあと、三菱がバンコク近郊で建設中の新工場で生産がスタートし、来年3月には世界に先駆けてタイで販売がはじまることになっているのだ。タイを生産拠点として、日本も含め世界に輸出される計画である。
タイでは、日産『マーチ』に続いてホンダ『ブリオ』の販売がスタートし、Aセグメント市場が急激に広がると予測されている。そこに、三菱もこのグローバルスモールで勝負を挑むのだ。
そうなると、タイのシェアトップであるトヨタの動向も気になってくるのだが……。