国土交通省は、電力不足に対する政府の方針を受け、直轄国道と高速道路で照明灯の消灯による節電を行っている。
直轄国道では、24日までに、東京電力、東北電力、北海道電力から供給されている50Hz区域内の道路照明灯約14万灯のうち、交差点など点灯が必要な箇所を除き、全体の約4割に相当する約5万6000灯を消灯した。これによる節電効果は概ね1.3万kW程度と試算している。
また、50Hz区域以外の道路照明灯約13万灯のうち、約1割で順次消灯を行っている。さらに、全国のトンネル役1200本のうち、約4割で減灯・調光を行っている。
高速道路では、24日までに、東京、東北、北海道電力から供給されている50Hz区域内の道路照明約31万灯のうち、全体の約5割に当たる約14万9000灯を消灯した。
また、50Hz区域以外の照明約52万灯のうち、約2割で順次消灯を行う。
同省では利用者に対し、従来に比べて明暗の差を感じる場合があるため、夕刻の早めの点灯など安全に注意して走行するよう呼びかけている。