被曝した協力社員から聞き取りへ 厚労省

自動車 社会 行政

福島第一原発3号機のタービン建屋地下1階の放射能汚染水の中で作業をして被曝した東京電力協力会社の作業員2人が、28日に千葉県の放射性医学総合研究所を退院した。

枝野官房長官は「入院の期間が短く済むということは歓迎すべきことだと思っているが、当然、今後、影響が出ないのかどうかということは、放医研においてもしっかりと観察を続けていただけるだろうと思っている」と、述べた。

東電は被曝の事実は公表したものの、なぜ汚染水の中で作業を続け、線量計のアラームが鳴っているのに作業を続けたのか。被曝に至ったかの経緯は、これまで明らかにしていない。

放射線管理員が同行せず協力会社の社員だけで行われた作業で被曝したことは、東電の管理責任だけでなく、労働災害の防止を定めた労働安全衛生法にも触れる可能性がある。

厚生労働省は、東電側から簡単な事情聴取を行っているが、その中でも「報道の範囲を超えた内容はなかった」(同省担当者)という。

そのため放医研に入院しなかったもう1人も含め、作業をした協力会社3人の作業員からも、詳しく話を聞く方針だ。

同法規則では、事業者に対して労働者の死傷病報告を義務付けている。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  7. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る