インドのタタモーターズが、今年のジュネーブモーターショーで披露したコンセプトカー、『ピクセル』(PIXEL)。同車のPR映像が、ネット上で公開されている。
ピクセルは、超低価格車の『ナノ』の車台をベースに開発された未来のシティカーの提案。全長3000mmのコンパクトボディにスーパーカーを思わせる跳ね上げ式サイドドア、大人4名乗車を可能にする効率的なパッケージングと、ピクセルの特徴は数多い。中でも注目すべきは、「ゼロターン」と呼ばれる画期的な取り回し性能向上システムだろう。
これは、ステアリングホイールを最大に切ってUターンする場合などに、低速時に限って、内側の後輪を逆回転させるというアイデア。前輪の舵を極限まで効かせることができる効果も手伝って、最小回転半径は2.6mを実現した。
未来のナノといえそうな革新性を秘めたピクセル。その驚異的な小回り性能をアピールした映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。