【東日本大震災】報道はNHKのひとり勝ち、ソーシャルメディアも信頼度アップ

自動車 ビジネス 企業動向

野村総合研究所は、震災発生後1週間強が経過した3月19日から20日にかけて、震災関連の情報を入手するに当たって、どのようなメディア(情報源)を重視したか調べるため「東北地方太平洋沖地震に伴うメディア接触動向に関する調査」を実施した。

調査は、関東(1都6県)在住の20~59歳のインターネットユーザー3224人を対象にした。

主な調査結果では、東日本大震災に関する情報の取得に際して、重視する情報源を尋ねたところ、NHKのテレビ放送を重視する人が80.5%とダントツだった。民放テレビを重視する人は56.9%だった。調査対象はインターネットユーザーだったが、災害時におけるテレビ放送の重要性が改めて確認されたかっこう。

インターネットで得られる情報の中ではYahoo!やGoogleなどの「ポータルサイト」情報を重視すると回答した人は43.2%で最も多く3位だった。速報性に欠ける新聞は36.3%で4位とインターネットを下回った。twittreやFacebook、mixiなど「ソーシャルメディアの情報は18.3%で、インターネットの新聞社の情報の18.6%とほぼ並んだ。

さらに地震に関する情報に接して、様々なメディアや情報発信主体に対する信頼度の変化を尋ねたところ、「信頼度が上がった」との回答が最も多かったのがNHKで28.8%が「信頼度が増した」と回答。続いて「ポータルサイトの情報」で17.5%、「ソーシャルメディアで個人が発する情報」が13.4%だった。

一方で「政府・自治体の情報」に対しては、「信頼度が低下した」との回答が28.9%にも達した。「ソーシャルメディアで個人が発する情報」の「信頼度が上がった」との回答は3位だったが、「信頼度が下がった」との回答も9.0%で同じくワースト3位となった。今回の震災ではソーシャルメディアの利便性があったものの、コスモ石油の火災に関するチェーンメールなど、デマやウソの情報に触れる機会も結果として増加したためと見られる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  4. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  5. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る