GMは3月31日午前、ソウルモーターショーでプレスカンファレンスを実施した。約15分のカンファレンスが終わるころ、何やら頭上に黒い影。ふと天井を見上げるとそこにはお馴染みの黄色いシボレー『カマロ』が宙を漂っていた。
実寸大のカマロが音も無く宙を漂う様は、異様な光景だ。天井から吊るされているわけではなく、好き勝手に飛び回るカマロ。実はラジコンヘリの技術を応用して、気球のようにガスでふくらませた「カマロバルーン」を操作しているのだった。マッシブな外観と裏腹に、ゆっくりふわふわと動く姿は何だか可愛らしい。
特別なアナウンスもなかったため、来場者はしばらくその存在に気づかなかったが、気づいた人からは次々と驚嘆のどよめきが巻き起こった。5分ほどのフライトの後、バックステージにしっかりと車庫入れされた。さしずめ、GMからのサプライズプレゼントといったところだろうか。
ソウルモーターショーのサプライズと言えば今回、キアが実車の2.5倍はあろうかという超特大サイズのコンパクトカーを実車とともに展示し、こちらも人気となっていた。面白サプライズを体感できるのもソウルモーターショーの特徴のひとつ、といえるのかもしれない。