【東日本大震災】トヨタの輸出拠点、壊滅的な被害

自動車 社会 社会
東日本大震災 トヨタの輸出拠点が壊滅
東日本大震災 トヨタの輸出拠点が壊滅 全 10 枚 拡大写真

仙台港の雷神埠頭(仙台市宮城野区港3丁目付近)には、トヨタ車の輸出拠点となっている施設、トヨタ輸送の仙台営業所がある。広大なモータープールを持ち、東北地方の工場で製造された輸出車両を船積みまで留置している。

【画像全10枚】

3月11日の震災当日、このモータープールを津波が直撃した。正確な高さは不明だが、周辺の建物被害から判断するに、地表面から5m程度の高さには達していたとみられる。留置されていたクルマはほぼすべてが津波に呑まれ、押し流されていった。

回収作業にあたるスタッフは「ここに保管されていたのはすべて海外向けのクルマで、東北地方の工場で生産されたものです」と説明する。留置車両には『ヤリス』や『バーソS』のエンブレムが確認できた。現在は津波によって押し流された車両を捜索し、再留置する作業が続けられている。

「近場で発見されたものから回収していますが、津波に乗ってかなり広範囲に流れているため、日を追うごとに発見が難しくなっています」

津波来襲時に付近の道路を走行していた一般車両や、駐車されていた車両が回収対象車の上に乗っていることもあるという。回収は難航しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. 爆売れ確実? これがトヨタ『ランクルFJ』のピックアップトラックだ! 実現の可能性は
  5. ホンダの新型EV『Super-ONE』、仮想有段シフト制御など新技術搭載…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る