節電方法、停電時に役立ったものなど調査---オリコン

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具体的な節電の例 具体的な節電の例
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 オリコン・コミュニケーションズは5日、節電に関する実態調査に加え去年3月に実施したエコに関する意識調査を改めて行い、環境配慮やエコロジーに対する意識変化を分析した結果を公表した。

 2010年における調査は3月~4月に546サンプル、2011年における調査は3月24日~28日に795サンプルを集めたもので、10代~50代の男女を対象としている。電力供給不足となった東京電力管内では、現在計画停電が実施されているが、「実際にどのような節電に取り組んでいるか」をたずねたところ、「エアコンを使わずに厚着をする」(男性/10~20代/東京都)や「家族が一部屋に集まり暖房や照明を節約する」(女性/50代/埼玉県)、「テレビの視聴時間を減らして、早めに就寝する」(男性/30~40代/千葉県)などが行われていた。

 また「計画停電の際にあってよかったもの」についても併せて調査したところ、「懐中電灯」「ろうそく」などの照明代用品が多数挙げられたが、他にも「湯たんぽ」や「キャンプ用品」などふだんは日常生活で使っていなかった物も、上手に活用していることが見てとれた。そのほか「エネループ」「充電たまご」などの具体的な商品もあげられた。

 また2010年に行った調査と比較したところ、「エコについて関心があるか」の問いに対し、「ある」と答えた人が2010年では68.1%であったのに対し、2011年では80.5%に増加した。今回の節電活動がエコへの関心に大きな影響を及ぼしていることが見受けられる。とくに『節約することはエコの一環だ』や『エコや環境配慮を意識して消費を行っている』、『環境改善のためならば、多少の犠牲はいとわない』といった意識が、15%程度増加していた。

 年代別に見てみると、『エコや環境配慮を意識して消費を行っている』では50代が前年比20.5%ともっとも高い増加率を見せ、全体傾向でも見られた“消費に対する視点の変化”が特にこの層で感じ取れる。実際の環境やエコに対するアクションを見てみると、『節電』が61.9%ともっとも高く、昨年と比較すると17.8%増加。また、『節水』は30.4%から52.2%と20%以上増加した。年代別に見てみると、『節電』はどの世代でも50%以上がエコを意識して行っており、『節水』は30~40代以上でのアクションが見られる。『充電式電池の使用』や『LED照明の使用』ではどの世代でも10%以上アップしているが、もっとも高いのが50代であるのが特徴的である。“節制意識”の高まった30~40代の「節電」「節水」、“消費の仕方の再検討という意識”が高まった50代の新たな「エコ商品の活用」という図式が明らかとなった。

【地震】「節電方法」「計画停電の際に有ってよかったもの」など、オリコンが意識調査

《冨岡晶@RBB TODAY》

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