【フィアット 500ツインエア 試乗】趣味人のための飛び切りデイリーカー…西川淳

試乗記 輸入車
500ツインエア
500ツインエア 全 12 枚 拡大写真

コイツは新車で買えるクラシックカーだ。レトロモダンなカタチのことを言っているんじゃない。

【画像全12枚】

乗った感じ、運転した気分、動かすことの快感、そういったものが、ちょうど、“新しいクルマには興味がなくなったけれど、古いクルマに乗ったらやっぱり楽しかった”という、クルマ好きの心の奥底にある気持ちと、見事に結びつきマッチングしたという意味で、だ。

あのうるささ、振動、ばらっとしたクルマの動きは、“文句を言いたい”を超えて“これがクルマだよ!!”。30年近く前に免許を取って(あ、取ってる最中もそうだけど)初めてクルマを転がしたときの興奮や、キャブのスーパーカーを初めてドライブしたときの感動や、MGやホンダSハチなどクラシックライトウェイトに初めて乗っかったときの感激や、まるで蒸気機関車のような戦前のベントレーが初めて自分の操作で動いてくれたときの感心などと、コトの軽重の差こそあれ、よく似ている。

もともと『500』は、よくできたクルマである。しかも、今回、ツインエアに使ったエンジン技術は最先端。ちゃんとエコノミー&エコロジーにも貢献している。それでいて、クラシックカー級のエゴな味わい。これは趣味人のための、飛び切りのデイリーカーだと思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★(ただし既にクルマ好きorクルマ好きになりたい人限定)

西川淳|自動車ライター/編集者
産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰して自動車を眺めることを理想とする。高額車、スポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域が得意。中古車事情にも通じる。永遠のスーパーカー少年。自動車における趣味と実用の建設的な分離と両立が最近のテーマ。精密機械工学部出身。

《西川淳》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  2. 【トヨタ RAV4 新型試乗】おそろしくスムーズなハイブリッド、まさに「至れり尽くせり」…中村孝仁
  3. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  4. 初代ホンダ NSXベースのスーパーカー『Tensei(転生)』、北米販売体制が決定
  5. ヤマハの原付電動スクーター『JOG E』全国発売へ、本体のみなら約16万円で買える
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  5. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
ランキングをもっと見る