トヨタ、米国の親子識字プログラムが設立20周年…支援総額3600万ドルに

自動車 ビジネス 海外マーケット

トヨタ自動車とトヨタ・モーター・ノース・アメリカは、全米家庭教育センター(NCFL)と共同で発足させた「トヨタ親子識字プログラム」が3月で設立20周年を迎えたと発表した。

このプログラムは、これまで米国の30州、50都市、256拠点で展開しており、支援総額は3600万ドルに及ぶ。

プログラムは、英語で読み書きの出来ない親を持つ子供の識字率が低くなる傾向にあり、その負の連鎖を断ち切る一助とするため、親子が一緒に勉強する場を提供するもの。

始まった当初は5都市で、未就学児童とその親を対象とした活動から開始したが、次第に活動範囲を広げ、現在は、移民親子の識字教育に注力している。

第20回年次総会は、現地時間で4月3日~5日に、NCFL本部のケンタッキー州ルイビルで実施し、プログラムに関する講演やワークショップを開催した。4日に行われた晩餐会では、NCFL関係者や卒業生などの招待客約1500人が出席してこれまでのプログラムに関わった教師の功績や社会参加を果した卒業生を紹介した。

総会には、トヨタの豊田章一郎名誉会長も出席し、席上「NCFLは、必要な人々に救いの手を差し伸べるというアメリカ人の精神そのものである。我々は親子識字プログラムの発展に向けて、NCFLの皆様と引き続き本活動に取り組んでいきたい」と述べた。

トヨタは今後も米国で車を提供していく一方で、「良き企業市民」として、米国社会の発展に貢献する活動を推進していく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. 【日産 エクストレイルNISMO 試乗】ベース比106万円アップも納得の、高い走りの質感…加茂新
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る