【計画停電】やらない、でもやるかも、の不安

自動車 ビジネス 企業動向
撮影=中島みなみ
撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

海江田万里経済産業相は8日午前中の閣議後会見で、「ただ今から計画停電は原則実施しない」と、宣言した。同日、東京電力(勝俣恒久会長)も「計画停電の原則不実施」を発表した。

ただ停電の可能性が完全に消えたわけではない。東電のウェブサイトのトップページから「計画停電予定」をクリックすると、今後の計画停電がわかる。

東京電力の藤本孝会長は「4月も上旬は急に冷え込むことがあり、暖房需要が急に増えることがある」と、会見でもたびたび発言。急な電力消費増の懸念を捨て切れないでいる。

東電が気にしているのは、昨年4月16日の再現だ。この日はみぞれまじりの雨模様だった。平均気温は東京で最低2.3度。最高気温が7.4度にしか上がらなかった。「昨年は節電を呼びかけてたわけではないので現在とは単純に比較できないが、この日の電力消費のピークは4734万kWだった」(東電広報担当)。

現在の供給力は最大でも4050万kW。もし昨年4月16日の調子で電力消費が進めば停電を引き起こし兼ねない。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  4. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る