福島第一原発 協力会社社員1人が体調不良

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東京電力(勝俣恒久会長)は10日11時30分頃、福島第一原発2号機の屋外で作業をしていた30代の男性協力会社社員が、体調不良で病院に運ばれたことを明らかにした。

原因は不明。収容先は福島県いわき市内の病院。具体的な病院名や協力会社名は、公表しない方針。

男性は立て坑から復水器へ汚染水を移送するための排水ホース敷設作業中に、体調不良を訴えた。防護服に使い捨ての汚染防止服、防水用のアノラックを着用して、30人ほどで作業していた。

東電は事前サーベイ(測定調査)で5mSv/h(ミリ・シーベルト毎時)の作業を想定。男性の線量計はその日の作業の累積で4.84mSv/hを示していた。男性のこれまで浴びた放射線量の累積は16mSv/h。「肩を貸すことで自力歩行可能」で、「被曝はない」と発表した。

福島原発では協力会社社員の病院搬送が連続している。7日には熱中症で男性が1人、9日には、全面マスクを着用してケーブル処理を行っていた協力企業作業員1名が気分を悪くし、建屋外にある蓋のずれたマンホールに足を踏み入れて負傷した。

《中島みなみ》

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