【新聞ウォッチ】東京からパチンコ、自販機が消える? 石原知事4選

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年4月11日付

●石原都知事、大差で4選、民主「対決型」全敗、北海道高橋氏、三重は36歳・鈴木氏(読売・1面)

●東日本大震災1か月、死者1万3000人超す(読売・1面)

●東電・清水社長、経団連副会長辞任へ、電事連会長も,勝俣会長指示で(読売・2面)

●ルネサス工場被災、半導体復旧車生産のカギ、車業界が全面支援(読売・8面)

●20キロ圏外も避難指示、累積放射線予想量高い地域、政府方針、住民準備に1週間(朝日・2面)

●大震災と経済、部品供給の鎖なお寸断、納入維持へ下請け奔走(朝日・9面)

●「パチンコ、自販機我慢を」都知事選、78歳石原節全開、節電訴え4期目抱負(毎日・18面)

●F1マレーシアGP、フェテル連勝、可夢偉7位(産経・12面)

●神奈川知事選、黒岩氏が初当選(東京・1面)

●円・株価、なお不安定、景気や財政先行き読めず、日本売りリスクも(日経・2面)

●風評阻止に輸出企業躍起、自助努力に限界も(日経・3面)

●中国7年ぶり貿易赤字、資源高で輸入額最大(日経・13面)

●東電、会長の指揮続く、社長、きょう福島訪問を調整(日経・15面)

ひとくちコメント

東日本大震災が起きてから1か月。きのうは統一地方選前半戦の投開票も行われた。12の知事選と4政令市長選、41都道府県議選と15政令市議選のうち、注目の東京都知事選では、現職の石原慎太郎氏が圧倒的な支持を集めて4選を決めた。2位の東国原英夫氏との差は92万票。石原氏への投票率は43%にも達した。

きょうの各紙は「石原都知事、大差4選」と読売、毎日、東京が1面トップの大見出し。朝日は「統一選民主敗北」、産経は「民主惨敗」と民主党の惨敗を大きく打ち出して報じている。

日経だけが1面トップを統一地方選の結果ではなく、「東日本大震災 1か月」を総括。「日本経済のダメージは計り知れず、危機克服の見通しもはっきりしない。足元の状況と課題を直視し、二歩先の展望を描き始めるときだ」と伝えている。

ところで、石原氏といえば、都知事に初当選した当時、黒いススの入ったペットボトルを振りかざしてディーゼル車があたかも環境汚染の主犯のようなイメージを国民に植え付けたパフォーマンスが思い浮かぶ。

その石原都知事、昨夜の記者会見では、4期目の抱負を述べた中で、節電に関しては「ほとんど無駄に近い電力消費を抑制しなければ」と前置きし「パチンコと自動販売機を合わせて1000万キロワットに近い電力が消費されている国は日本以外にない。パチンコをやる人も我慢なさい。自動販売機なんてなくても生きていけるじゃない」と語ったという。

「78歳石原節全開」(毎日)との記事も目立つ。カジノ誘致を奨励したかと思えば、庶民の「娯楽の殿堂」はノー。石原氏が4期目も全うするならば、都民はあと4年も“石原節”に振り回されそうだ。

《福田俊之》

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