福島第一原発 敷地内で微量のプルトニウム検出

自動車 社会 社会
福島原発についての会見(14日・東京電力本店)
福島原発についての会見(14日・東京電力本店) 全 1 枚 拡大写真

東京電力は14日、福島第一原発敷地内の土壌でプルトニウム238、239、240が検出されたことを公表した。プルトニウムの検出は3回目。サンプリングを行った3か所の地点のうち2か所で見付かった。

プルトニウム238、239、240が検出されたのは3月31日と4月4日に採取した土壌だ。産廃処分場(南南西約500m)とグランド(西北西500m)の2か所で、3月31日は産廃処分場とグランドの2か所から、4月4日の採取分ではグランドから検出された。

3月21日に初めてプルトニウム分析のための採取を行ってから、東電は1、2号機の排気筒を中心に半径約500mの同心円上に3か所のサンプリング箇所を設定している。

検出されたプルトニウムの濃度はプルトニウム238で、産廃処分場では土壌1kgあたり0.32Bq(ベクレル)、グランドでは0.16Bqと0.21Bq。

東電は「濃度は過去の大気圏内核実験において国内で観測されたフォールアウト(爆発で吹き上がった放射性物質が地上に降下すること)と同様のレベル)」で、微量とした。

3回の検出では、その濃度に大きな変化はない。

また、3月28日と29日に敷地内の西門の空気中のプルトニウム分析も行った結果を発表したが、プルトニウム238、239、240は検出されなかった。今後もサンプリング調査を実施する。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る