飲酒運転の発覚恐れて逃走、運転者を被疑者死亡のまま書類送検

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今年1月、大阪府大阪市住之江区内でパトカーの追跡を逃れようとした乗用車が大型トラックに衝突。乗っていた3人が死亡した事故について、大阪府警は12日、運転していた27歳の男を被疑者死亡のまま書類送検した。

大阪府警・住之江署によると、問題の事故は2011年1月9日の午前5時30分ごろ発生している。住之江区内の府道をパトカーでパトロールしていた同署員が、前方で蛇行を繰り返す不審な乗用車を発見。停止を命じたが、クルマは信号無視や対向車線を逆走するなどして逃走した。

クルマは発見場所から約1km離れた大阪市住之江区北加賀屋3丁目付近にある信号機の無い交差点を通過しようとした際、交差道路を進行してきた大型トラックの側面部に衝突。クルマは大破し、乗っていた3人が全身強打でまもなく死亡。トラックを運転していた43歳の男性にケガはなかった。

後の調べで、乗用車を運転していた27歳の男が酒気帯び状態だったことが判明。飲酒運転の発覚を恐れて逃走。事故に至ったものと判断している。

警察は男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で被疑者死亡のまま書類送検。トラックを運転していた44歳(事故当時43歳)の男についても自動車運転過失致死容疑で書類送検した。

《石田真一》

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