古野電気の通期決算…ETC減少で減収、震災影響は予測困難

自動車 ビジネス 企業動向

古野電気が発表した2011年2月期の連結決算は、経常利益が前年同期比38.7%増の13億5400万円と大幅増益になった。

売上高は同13.3%減の737億2400万円と減収だった。産業用電子機器の分野では、GPS搭載カーナビゲーションシステムなどの市場は堅調に推移したものの、ETC車載器は、高速道路の料金割引制度の影響で需要が大幅に減少したため。商船市場向け舶用電子機器も減少した。

収益では経費削減の効果などから、営業利益は同6.8%増の12億3800万円と増益だった。当期純利益は3億4300万円と黒字となった。前年同期は32億円の赤字で大幅に収益が改善した。

今期の業績見通しは売上高がカーナビやセキュリティ向けに新製品を投入するため、同3.1%増の760億円と増収を見込む。営業利益は同3.1%減の12億円、経常利益が同4.0%減の13億円、最終利益が同31.0%増の4億5000万円となる見通し。

東日本大震災による影響は予測が困難なため、業績予想には反映していない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る