東芝、原発事故収束に向け中長期マネジメントプランを策定

自動車 ビジネス 企業動向

東芝は、福島第一原子力発電所の事故を支援するため短期的対応、燃料取り出し、瓦礫除去、放射性廃棄物処理、環境モニタリングなどの中長期的なマネジメントプランに米国大手電力会社エクセロンの知見を加えた総合マネジメントプランを東京電力に提出した。

プランは東京電力の要請に対応してウェスチングハウス、ABWR供給のパートナーであるショー・グループ、大手原子力関連機器メーカーであるバブコック&ウィルコックス社(B&W)の協力を得てまとめたもの。

今後もフランスのアレバや米国のクリオンから水処理装置の提供を受けたうえで、東芝が放射能を帯びた滞留水の処理システムの計画を取りまとめる。

東芝は、地震発生直後に本社と原子力のエンジニアリング拠点である磯子エンジニアリングセンターに専門の対策チームを設け、24時間体制で情報の収集分析や対策の立案を進めている。また、政府、東京電力からの要請を受け、原子力技術者を東京電力本店、福島第一、第二原子力発電所に派遣し、技術的な支援・検討を行っている。また、東北電力女川原子力発電所にも人員を派遣し、協力している。

現在は、ウェスチングハウス、ショー・グループ、B&W、エクセロンの協力もあり、技術者を中心に約1400人の体制で対応している。現地で支援活動を行った人数は累計600人を超え、平均190人以上が毎日支援作業を行っている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 次世代バイオディーゼル、2050年カーボンニュートラルへ…期待される理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る