三井造船、路面下空洞探査車を開発…地中を三次元映像化

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三造試験センター 三次元映像(イメージ)
三造試験センター 三次元映像(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

三井造船は子会社の三造試験センターが高性能レーダシステムを搭載した路面下空洞探査車を製作したと発表した。

新型探査車は、路面下の空洞調査サービス業務での空洞探知確度と迅速化の性能向上を図り、2011年度から新型探査車を使った路面下の空洞調査業務を開始する。

新型の探査車は、約2.5mの地中内部の状況を16素子シングルパスリニアアレイアンテナにより多測線の探査機能を持ち、従来の同社保有車に比べて、路面探査時間を半減でき、空洞の探知精度も2倍に向上した。

探査車の特徴は、地中の空洞や埋設管の形状を、三次元映像化する機能を持つ点。従来は判断が難しかった埋設管の周囲に発生した空洞の探知について、反射波特性の数値解析を行い、地中の状況を可視化することができる。

新型探査車の主要性能となる電磁波センサー部(アンテナ部)の基本技術は、コンクリート構造物の内部状況を三次元で立体表示するマルチパスリニアアレイレーダ技術を探査車の稼働特性に合わせて改良したもの。高速走行で連続計測が可能となった。

《レスポンス編集部》

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