ディーツー・コミュニケーションズは、普及が進むスマートフォンの利用実態調査を実施した。
全国のスマートフォン所有者624人を対象に今年1月、PCインターネットによるアンケートを実施した。
調査結果によるとスマートフォンを購入後利用している機能で多かったのは「パソコン用ウェブサイトの閲覧・利用」(86.0%)、「個人用メールでのメールの送受信」(77.5%)で、従来の携帯電話の主要機能であるブラウジング、メール利用がスマートフォンでも活発に利用されている。
スマートフォンを利用するようになって「外出先や移動中にインターネットを利用する」頻度は、「とても増えた」が32.3%、「やや増えた」が37.3%と、全体の約7割が増加したとしている。
アプリの利用について見ると、「3カ月以内にアプリをダウンロードした」が86.0%で、有料アプリをダウンロードした人は47.6%にのぼった。
また、有料アプリの平均ダウンロード数は3カ月間で2.9個で、有料アプリをダウンロードした人の合計購入金額は、3カ月合計で平均約1200円だった。
さらにユーザーが、スマートフォンで利用するコンテンツをアプリとサイトごとに見ると、アプリでは、「ゲーム」57.8%、「交通(乗り換え案内など)」が47.0%、「ニュース・天気・新聞」が44.6%、「動画」が42.1%の順。一方で、サイトでは「ポータル」が67.6%、「検索サイト」が67.4%、「ニュース・天気・新聞」が46.2%の順で、サイトでの利用と比較してアプリでは「ゲーム」と「動画」が突出して高い割合となっている。
スマートフォン向け広告に関して聞いたところ、閲覧経験率では「ウェブサイトに表示されるバナー広告」が61.7%で最も高く、「検索サイト上で検索ワードに関連した文字広告」の51.9%、「アプリ上に表示されるバナー広告」の50.5%の順。
クリック経験率は「ウェブサイトに表示されるバナー広告」が24.0%で最も高く、「検索サイト上で検索ワードに関連した文字広告」が18.0%、「アプリ上に表示されるバナー広告」が13.5%と、閲覧経験率と同様の順となった。