ホンダが発表した2010年度(2010年4月~11年3月)の四輪車の世界生産台数は、前年度比8.2%増の357万6362台と3年ぶりに前年を上回った。
国内生産は、輸出の好調と年度前半までのエコカー補助金制度の効果で販売が好調に推移し、同1.2%増の91万2307台と4年ぶりにプラスとなった。
海外生産も北米と欧州が回復、アジアの好調が持続したこともあって同10.9%増の266万4055台と過去最高だった。前年を上回ったのは3年ぶり。特に中国は同5.4%増の68万7632台と過去最高で、中国を含むアジア生産も同9.4%増の108万5457台と過去最高だった。
国内販売は同8.1%減の60万8480台と2年ぶりにマイナスとなった。エコカー補助金制度終了による反動減で落ち込んだ。
輸出は同34.9%増の31万0254台で3年ぶりプラスとなった。北米向けが同56.4%増と3年ぶりに前年を上回り、アジア向けも同24.9%増と好調だった。