日立建機の通期決算…震災で68億円を特損計上でも最終増益

自動車 ビジネス 企業動向

日立建機が発表した2011年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比118.7%増の419億1200万円と倍増した。

売上高は同27.7%増の7737億6900万円と大幅増収となった。中国を中心とするアジアで建設機械の販売が好調だった。特に新興国向けの新型油圧ショベルと営業支援システムを導入し、需要の取り込みに成功した。

収益では、為替差損などもあったが、増収効果で営業利益は同111.0%増の415億1100万円だった。

同社は東日本大震災で工場の一部が損壊するなどの被害を受けたことから67億7900万円の特別損失を計上したが、最終利益は同175.9%増の110億8800万円となった。工場は3月28日に全面復旧し、被害は最小限にとどめた。

ただ、今期の通期業績見通しは東日本大震災の影響で合理的な予想が算定できないとして公表を見送った。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る