三菱自動車の通期決算…最終利益156億円、今期見通しは公表見送り

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三菱アウトランダースポーツ(北米)
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三菱自動車工業が発表した2011年3月期の連結決算は、当期純利益が前年同期比228%増の156億円と大幅増益となった。

売上高は、新興国を中心とした市場の伸長や新型車投入効果などで販売台数が増加し同26%増の1兆8285億円となった。

販売台数は、同15%増の110万5000台となった。国内は、エコカー補助金制度が終了した反動による需要減に東日本大震災の影響も加わり、同4%減の16万4000台にとどまった。

海外では、北米がカナダ、メキシコは振るわなかったものの、米国で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名『RVR』)の投入効果もあって販売が同7%増の9万4000台となった。欧州は、『ASX』(日本名=RVR)の販売が好調に推移したほか、アウトランダーの現地生産を開始したロシアの販売増などもあり、同29%増の21万8000台となった。アジア及びその他の地域については、中国やタイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、中南米最大市場のブラジルなどでそれぞれ販売が大きく伸びて同18%増の62万9000台となった。

営業利益は、販売台数の増加に資材費などのコスト低減効果なども加わった結果、円高による為替差損の影響があったものの、同189%増の403億円となった。経常利益は同200%増の389億円だった。

今期の業績見通しは東日本大震災の影響で生産が不安定化しており、合理的な算定が困難なため、公表を見送った。

《レスポンス編集部》

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