JXホールディングス、震災による特別損失1260億円を計上

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JXホールディングスは、100%子会社のJX日鉱日石エネルギーが東日本大震災の影響で製油所が被災したことなどから、2011年3月期に連結ベースで合計1260億円の特別損失を計上すると発表した。

同社グループでは、震災の影響でJXエネルギーの仙台製油所、鹿島石油の鹿島製油所、JX金属の磯原工場がそれぞれ地震・津波による建物の倒壊・損傷・消失などの被害を受けた。これら復旧費用の引当金や資産滅失損など、連結ベースで特別損失1260億円を計上する見込み。

現在、磯原工場は生産を再開、鹿島製油所は出荷は再開しており、生産についても6月中に再開する予定。火災が発生した仙台製油所は5月初旬に出荷を再開する予定で、生産は2012年夏になる見通し。

2011年3月期の連結決算見通しは、石油製品のマージン改善で経常利益で前回予想より900億円増の4100億円に上方修正したが、震災影響の特損を計上するため、最終利益は3200億円と前回予想を据え置いた。

一方、今期の業績には製油所休止による固定費300億円の特別損失が発生する見込み。

《レスポンス編集部》

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