日本自動車工業会が発表した3月の自動車輸出実績によると、四輪車輸出台数は前年同月比26.1%減の31万2478台となり、15か月ぶりに前年同月を下回った。
東日本大震災の影響で、輸出出荷前の車両が被災したのに加え、震災で自動車メーカーの生産がストップした影響で輸出できなくなった。
車種別では乗用車が同25.8%減の27万6551台と大幅マイナスとなった。トラックが同28.4%減の2万8324台、バスが同29.3%減の7603台だった。
地域別でも全ての地域でマイナスとなった。北米が同27.5%減の10万0021台、欧州が同7.9%減の6万7877台にとどまった。アジアも同17.8%減の4万2803台だった。
輸出金額は、車両分が69億9900万ドル、部品分が29億7373万ドルの総額99億7273万ドルとなり、前年同月と比べると17.3%減だった。