【上海モーターショー11】中国一汽、怒濤のコンセプト5台公開…エコカー全方位

自動車 ニューモデル モーターショー
中国一汽 X(上海モーターショー11)
中国一汽 X(上海モーターショー11) 全 9 枚 拡大写真

中国一汽(中国第一汽車集団)は上海モーターショーに5台ものコンセプトモデルを出品、さらにEVやPHVのプロトタイプなど環境対応車も多数出品し、国内ビッグ5の1社としての勢いを見せつけた。

写真:中国一汽のコンセプトカー

コンセプトカーは、ラグジュアリーセダン『B9』、4ドアスポーツの『G0』、小型クロスオーバー『T012』、フルサイズSUVの『X』、そして小型セダンの『R008』と多彩。中国市場で人気のセダン、SUVに的を絞り怒濤のラインナップを展開した。これらはデザインコンセプトの意味合いが強く、市販までにはまだ時間がかかりそうだ。

国ぐるみで環境対策を進める中国では、排気量1.6リットル以上のクルマに対し高額な税金が課せられる。より大きなクルマを好む中国市場だが、こうした背景から現在、小排気量車が人気なのだという。ボディが大きければエンジンは小さくても構わない、と考える人も少なくないそうだ。今回展示されたコンセプトカーも、パワートレインを公開しているものについては、全て1.3リットル〜1.5リットルと記載されていた。

今回のショーで目立ったのが、EVやPHVなどの環境対応車。市販は開始されていないものの、各社はこぞってプロトタイプを出品していた。中国一汽も、現在販売しているセダン『B50』や『B70』をベースとした環境対応車として、HV、EV、PHV、FCV(燃料電池車)と全方位ラインナップを展開した。中国市場は、確実にエコカーにシフトしつつある。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  5. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る